
野生生物の写真家や映像カメラマンにとって、たとえ撮影方法に制限が生じても距離をとって撮影することはよくある。リモートカメラ設置は一つの解決策だが、通常は通信距離に制限がある。SmallRigの「長距離ワイヤレスリピーター」は、DSLRやアクションカメラの操作を最大500mまで延長できる。
今週初め、SmallRigは新製品S70ワイヤレスマイクシステムを発表した。また数ヶ月前にはニコン ZR用アドバンストカメラケージキットをリリースし、大きな話題を呼んだ。この長距離ワイヤレスリピーターの発売は数週間前にひっそりと行われたが、今回取り上げた。SmallRigは遠隔・野外撮影向けのツールラインアップを拡大し続けている。

野外での長距離遠隔操作
この無線リピーターの実質的な魅力は、屋外撮影時の通信距離と応答性に尽きる。Wi-Fi 6の採用により、開けた環境では最大500mの遠隔カメラ制御が可能だ。カメラとリピーター間の通信距離は遮蔽物のないところで最大100mで、安定した接続を維持する。

アプリによる操作は最大300mで、応答時間は0.06秒とされている。これによりカメラから十分に離れた位置にいても、瞬時の対応が可能だ。SmallRigによれば、このシステムは標準的なカメラWi-Fiが不安定になる野外環境でも安定して撮影できるとしている。

カメラ互換性とマルチカメラ対応
このリピーターはDSLRとアクションカメラの両方に対応し、セットアップに応じて複数の使用方法がある。単一カメラをリモート操作できるほか、最大5台のカメラを同時に操作できる。操作方式は1対多、または多対多のいずれも選択できる。
これにより、複数の固定カメラ位置を遠隔から管理しやすくなり、複数の視点や広範囲の撮影を必要とする野生動物やドキュメンタリー撮影に有用だ。また、望遠レンズだけでは困難な低角度・広角のリモートカメラ設置を可能にし、カメラを低位置など自由な位置に設置できる。SmallRigはさらに、複数のカメラを野外で使用する際、オンデマンド録画がバッテリー持続時間とストレージの節約に役立つと述べている。

デザイン、電源、マウント
このリピーターは野外使用を想定した設計で、コンパクト軽量ボディ(重量235.5g、サイズ63.8×38.4×15mm)を実現している。7箇所の1/4インチ-20マウントネジを備え、撮影構成に応じて三脚、クランプ、カスタムリグに取り付け可能だ。SmallRigは動作温度範囲が-40℃~60℃と広く、耐衝撃性を備えているとも説明している。

電源は内蔵バッテリーではなく、外部電源に依存する。SmallRigによれば、同社のパワーバンクマウント(ID 2790)またはミニVロックマウントプレート(ID MD2801B)経由でミニVマウントバッテリーを使用可能で、両アクセサリーは別売となっている。

主な特徴
- デジタル一眼レフカメラおよびアクションカメラに対応
- 最大500メートルの距離でのリモート撮影
- 最大5台のカメラによるマルチカメラ同期
- 柔軟なリギングのための7つの1/4″-20マウントネジ穴
- 外部電源が必要。パワーバンクマウント(ID 2790)と互換性のあるバッテリーパック使用時、最大約10時間の動作が可能

価格と発売時期
SmallRigによれば、本システムはソニー、キヤノン、DJI、Insta360などの主要カメラブランドに対応している。カメラ用長距離ワイヤレスリピーターは近日発売予定で、現在予約受付中だ。価格は25,090円に設定されており、詳細はSmallRigオンラインストアで確認できる。




































